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枡の歴史的背景とヒノキ製の物


枡は伝統的な商品であり、イッショウ、ニショウといった物の単位の語源でもあります。
古来より人々は商いを行っていました。商いをする上で公平性は大事です。
現在のように電子機器が発達していなかった時代において、枡は大事な秤でした。
主に中国と日本国内において、その単位の利用が確認されており、国内では大宝律令の時代から、一般的に導入されていました。

また時代によって容器の大きさは微妙に改められている点も興味深いです。
同じ江戸時代の中でも大きさが幕府によって改定されており、枡座が京都と江戸に設けられて以来、
単位は厳格に統一され、商業の活性化と商取引の公平化がより進んだと言われています。
それまでの時代では同じ商品でも、微妙に大きさが異なっており、最終的な体積が違っているため、
商取引が安定せず、同じ量の穀物を毎日買うという作業が困難を極めました。

そして現代ですが、その商品は再び注目を集めています。
主に居酒屋さん等でお酒を飲む容器として使われており、
豆まきや伝統的なイベントで神聖な水やお酒を飲む際にも用いられています。

マスだけにマスマスビジネスが繁栄する、といった江戸時代特有の言葉遊びのゲン担ぎがあり、
ヒノキの物を開業祝いなどにプレゼントすれば、大変喜ばれるでしょう。
企業、個人を問わず縁起物として広く使われており、特にヒノキ製のものは檜風呂ではありませんが、
水を注ぐだけで木材の爽やかな香りが解き放たれ、和風のアロマを嗅いでいるような癒やし効果が得られ、
普通の木材とは違いは誰にでもすぐ伝われます。
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